2009/12/31

北野天満宮














福岡の太宰府天満宮と同様、学問の神様菅原道真を祀っています。
天神さんとも呼ばれていて、毎月25日には縁日が開かれるようです。




見どころはなんといってもこの建築!

美しすぎる。

素晴らしすぎる。
どうやったらこんなに美しいアーチが?
細かい彫刻、一寸の狂いも見られない木の並び。
豪華かつ重厚なつくり。

いつの間にか2時間経っていました・・・


ここの本殿、拝殿、廻廊などは
国宝・重要文化財に指定されています。

梅の咲くころにいくとより美しいでしょうね。





ちなみに「北野の七不思議」というのもあります。
ぜひwebサイト(下方)を見てみてね。


2009/12/29

大報恩寺(千本釈迦像)






大報恩寺/千本釈迦堂。
(daihoh-on temple/
         senbonshaka-doh)





  





大報恩寺は節分の豆まき、12月の大根焚きが有名。

おかめ塚
「棟梁であった夫が木材の寸法を間違って
切り落としてしまった。そこでおかめがアドバイスをし、
みごとにピンチを切り抜け、無事に至った。
 おかめは、このことが世間に知れてはならないと思い
上棟式の前に自害する・・・
 夫はこのおかめ塚を建て、冥福を祈った。」



と、こんなストーリーがありました。
今でも上棟式にはこれに関連した紙幣が飾られるそう。

歴史といわれ語り継がれるものは、
派手な世界ばかりじゃない。

今では考えられないことも、どこか共感できることも
いろんな意味で惹きつけられます。

2009/12/28

釘抜地蔵石像寺







釘抜地蔵石像寺。








インパクトある上の写真は、本殿の外壁。
これは、この寺ならではの、なんと絵馬。

願いが叶った人が、この絵馬を奉納します。
御利益あるのですね~。





釘抜きの由来
「昔、とある商人が、病気でもないのに手が痛みだした。
苦抜地蔵に願かけしたところ、夢に地蔵が現れ、“これは前世
で人を恨み、釘を打った時の痛みだ・・・”と言う。夢から覚めると
釘が地蔵の前に。そして痛みもなくなっていた・・・」
(かなり簡略しましたが)



釘にばかり目がいき、少し変わったお寺だと思いましたが、
不思議なくらい穏やかで、気が休まる場所でした。

2009/12/27

大徳寺を歩く







大徳寺。











「臨済宗大徳寺派大本山」といわれ、
20以上の塔頭(たっちゅう・・・関連寺院)があります。

なので敷地内はとても広い。

私は大徳寺を歩くのが大好き。
人の少ない時間だからか、そもそもそんなにみんなが来ないのか、
とーーっても静か。

こつこつこつと、石の上を歩く自分の足音が心地よくて、
考え事をするには最適。

ただただ歩きます。

2009/12/26

les trois maisons












les trois maisons
(レ・トワ・メゾン)







このお店も雑誌で知りました。
町屋をそのままに活かしたカフェ。

照明や家具、インテリアにほどよくデザイン性を取り入れて、
空間を楽しめる和カフェです。
入口も、室内も、本当にそのままでした。







ここは「土間」です。










土間の突き当たりは、ギャラリーになっていました。

カフェに来た人が、ふらっと入れます。
アーティストにとっても、嬉しい場所。





ここはトイレ。
すごく素敵だったので。

気を抜かない、けどさりげない。


東京にもcafeを展開しています。
センスがよいだけでなく、経営スタンスにも自信が見えます。
ゆるがない、って大事。
単につくりたいものをつくるのではなくて。

雰囲気良くて写真も好きです。詳しくはこちら

大悲閣






大悲閣千光寺。
(daihikaku-senkoh shrine)






このお寺も知り合いのご夫婦に教えてもらいました。



嵐山渡月橋から2キロ歩かなければなりませんが、
看板を発見。
「誰だろう?どんな人が書いたんだろう?」
と気になってしまいました。
たどり着くのが楽しみに。








保津川を真横に、どんどん山の中へ。








厳寒の朝。
山を登るにつれ、気温も下がる・・・手足が凍ってました・・・。
看板が私を導いて、なんとか到着。

絶景は、素晴らしかった。
写真を撮ったけど、全く写らない。
目でしか見ることのできない素晴らしい景色でした。

管理しているおじちゃんが、
よく来たな~という感じで色々と説明してくれました。



私もノートに自分の足跡を記しておきました。
(手が凍っててつらかった・・・)

帰りは体温を上げるため、小走りで笑。

2009/12/25

法輪寺








法輪寺。
(hohrin-temple)
















本尊は虚空像(こくうぞう)。
虚空とは「宇宙」を意味します。

月や星をはじめとし、光、熱、雨、水、温などあらゆるもの
が宝だと捉えています。(HP参照






ここには「電電塔」というものがあります。


電気、電波関連業界はここへ祈願?



そして「十三まいり」でも知られています。
成人とみなされた十三歳の男女が厄払いをする慣わしです。

京都に来て初めて知る日本のこと、いっぱいあります・・・。

2009/12/24

松尾大社







 松尾大社。
(matsuo-taisha)







五世紀ごろ、秦の始皇帝の子孫といわれる秦(はた)氏が松尾へ。
保津川を開拓、農業、酒造業、絹織物などを発展させます。

ここには由緒がいっぱいあって、知らなかった私にとっては
予想外に長いこと過ごしてしまいました。



しゃもじ・・・絵馬です。願い事が「すくわれる」ように。

亀・・・松尾大社のお使い(鯉も)。健康長寿を願って撫でます。



おみくじ・・・どうやら(誰が見ても)恋みくじをくくるようです。

お酒・・・酒造業界の多くが、この神社へ祈願しに来ているようです。

椋(むく)の木・・・樹齢800年なんだそう。


月読神社、宗像神社、衣手神社・・・摂社と呼ばれる、この神社の神と縁のある神社。

相生の松・・・350年の樹齢。根元が同じでちょっと神秘的でした。恋愛成就らしいです。




そして「松風苑」では庭園を鑑賞できます。
重森三玲がつくったもので、
「曲水の庭」「磐座(いわくら)の庭」「蓬莱の庭」「即興の庭」とあります。
(ちなみにこれらはすべてが枯山水庭園ではありません。ここでは省略)

この青っぽい石は、なんと徳島の吉野川から運ばれたものだそう!
庭園に入った瞬間、よくある庭園とは雰囲気が違う・・・というのは誰でも感じるはず。

庭に映る言葉にできない景色は、きっと人それぞれ。
自分と向き合う時間でもあります。


すみません庭園マニアで笑。