2009/10/31

高台寺/圓徳院











高台寺
(kohdai-ji)








豊臣秀吉の妻、北政所(ねね)が秀吉の死を弔うために
建てたお寺。
徳川家康が厚く支援して、実現したそう。

傘亭、時雨亭、遺芳庵などの茶室があります。
傘亭は文字通り、
中から見ると本当に傘の形をしていておもしろい。








続いて圓徳院
(entoku-in)





ねねの道を挟んですぐ、
圓徳院は高台寺の塔頭で、
ねねが最期を迎えた場所です。

にぎやかな東山エリアですが、
こんなに静かな場所があったなんて・・・



高台寺、圓徳院と訪れて、彼女の像が浮かび上がってきました。
信念の強い女性ですね。


隣には嘗美術館があり、蒔絵などを中心に見ることができます。
漆黒と金、クラシックともいえる和のデザイン。とても綺麗でした。

2009/10/30

安井金比羅宮







安井金比羅宮
(yasui-konpira-gu)











東山にて、目を引く看板の鳥居を発見しました。

看板の通りのご利益があるらしく、
男女の仲、病気や煙草など・・・全ての悪縁を
切ってくださるとか。



そしてちょっと不気味な上の写真。
「縁切り縁結び碑」というのだそうです。

用紙に願い事を書き、中央の円を表から裏へ、裏から表へくぐります。
これで“縁を切って縁を結べる”らしいです。

あまり見たくなかった内容のものまでありましたが・・・。

それにしても夜は本当に不気味でしょう!

2009/10/29

建仁寺







建仁寺。
(kennin-ji)






数々のお寺や神社を観てきましたが、
建仁寺は私にとって、庭や日本家屋の美しさに初めて感動した場所です。

京都五山の第三位、大きなお寺です。





方丈建築に使われている木、赤い毛氈、緑・・・
色や質感、静けさ・・・全てのバランスが整っているように思えます。

私はやっぱり日本人・・・と言いようのない居心地の良さに長いこと浸っていました。
(しかもこの時キンモクセイの香りが漂っており、最高に贅沢な空間でした。)



法堂の天井に描かれた「双龍図」も建仁寺の見どころ。
この右写真から大きさと迫力を想像していただければと思います。
(あえて全て写った写真は載せませんでしたよ。)
何度見ても損はしないはず。
す、素晴らしいです・・・。

俵屋宗達の国宝「風神雷神図」 も必見です。


2009/10/28

興正寺別院




興正寺別院(霊山本廟)

親鸞聖人の廟所(お墓)で、興正信仰者の納骨所でした。

東山の産寧坂、イノダコーヒーの前に参道があります。
石畳の参道がとても綺麗で入っていってしまいましたが・・・
(気になった人は多いはず・・・)

階段を上ると、湿度のある深い緑を見ることができました。

(その先は・・・)

2009/10/27

六角堂



六角堂
(rokkaku-do)

「へそ石」。名の通り、京都の中心と言われています。
(昔は違う場所にあったみたいですが。)

六角堂は、聖徳太子建立のお寺でもあります。

そして華道「池坊」発祥の地!
聖徳太子が沐浴した「池」、僧侶の住「坊」があったこの地から付いた名前らしいです。
そこに花を供える習慣が受け継がれ、名門となったようです。

私の地元・都城にも池坊の教室が多数所在します。
仕事で作品を観る機会にも恵まれていたので、なおさら印象が強いです。

とても綺麗でした。
和としての「花」をじっくり鑑賞したのはこのときが初めて。
凛としていて潔い。

とても好きです。



2009/10/26

八坂神社









八坂神社
(yasaka-shrine)






   こちらは舞楽奉納。
 毎年11月3日に行われます。

                                         
                                           

八坂神社は
スサノヲノミコトという神様を祀ります。
疫病の厄除けとして広く信仰され、
全国に2000以上もの分社を持つ
大きな神社です。

そして7月の「祇園祭」は京都三大祭りの一つ。
山鉾(やまほこ)が京都の街を巡行する風景は
有名です。 (でも見たことがない!)

ちなみに三大祭りの残りは
「葵祭」(上賀茂神社・下鴨神社)と
「時代祭」(平安神宮)です。
(行ってない・・・)




八坂さんは初めに訪れた京都名所。
滞在していた場所から徒歩5分。丸山公園にも行ってました。

ここはある意味で私の原点だったかも。
思い出深い場所です。

2009/10/25

恵文社









恵文社







一乗寺にあります。
友達から勧められるまで知りませんでしたが、
ここはほんとーーに、すてきな本屋さんです。



Webサイト、ぜひ見てください。
あたたかくて、センスがあって、でもそれだけじゃない。
本やCD、雑貨のセレクトは本物ばかり。

本好きにとってはもうたまらなく居心地がいい・・・

あれやこれやと夢中で手にとってしまうのは私だけじゃないはず笑。
大人買いしそうになります・・・

2009/10/24

平安神宮








平安神宮
(heian-jingu-shrine)













表参道を歩いていくと、大きな大きな鳥居が見えてきます・・・
10メートルも近くまでくるとその大きさを目の当たりに。


創建は都が東京に移った明治時代。
京都が衰退するのを自ら守り、復活させようとした
市民たちの思いが込められている神社です。



鳥居も大きいですが、境内も広い広い・・・。

周辺には市美術館、動物園、近代美術館などがあるので
その後の散策も楽しいです。

2009/10/22

平等院











平等院
(byodo-in)




藤原道長の別荘「宇治殿」として始まりました。
頼通のときに「平等院」となり、「鳳凰堂」はその阿弥陀堂です。

「鳳凰」とは想像上の鳥。
ここは極楽浄土を願った、理想の世界が再現されているのです。
極楽浄土は西にあると信じられていたそうで、阿弥陀如来は西を向いて並んでいるそう。



ちなみに10円玉に描かれているのはこの鳳凰堂。
ご存知、1万円札にも鳳凰が描かれています。

2009/10/21

宇治











宇治エリア。





源氏物語の舞台(“宇治十帖”と呼ばれる物語の後半部分)、宇治。
平等院も、もともとは光源氏のモデルとなった源融(みなもとのとおる)の別荘だったそう。

この辺りは貴族たちが住んでいた場所なのです。


与謝野晶子の歌碑。源氏物語に魅了され、この地を訪れました。


浮舟と匂宮の像がある朝霧橋、宇治川。

源氏物語ミュージアムでは展示やシアターなどがあって
分かりやすく解説されています。じっくり読みたくなります。。。

修学旅行生でいっぱいでしたけど・・・


お決まりの宇治抹茶アイスで。


2009/10/20

宇治上神社











宇治上神社
(ujigami-shrine)









創建などは明らかでないらしいです。
最古の神社建築と言われ、国宝、世界文化遺産にもなっています。



なにがすごいのかと言うと・・・
右上写真、本殿の中にはさらに3つの本殿があるのです。
一つ見える外側の本殿は“覆屋”と呼ばれ、
中の3つ(内殿)の屋根と後ろ側の壁が一体となっています。

これはとても珍しい建築なのですよ。
中を拝観することはできませんが、格子の隙間から見えます。
複雑なようで、なぜかすっきりと見える・・・
何かが動きだしそうな、神秘的な空気。
木が、建物が、呼吸しているのを感じました。

ぜひ実物を見て感じてください。



京都の水は綺麗なことで有名です。
ここにある「桐原水」は宇治七名水の一つらしいです。
唯一残っているのだとか。今なお湧き出ていましたよ。